UwView Pro を発売しましたの記事では、アーカイブ機能(約1/9で保管・解凍せず閲覧)と、Ver1.1.1で入ったセッション復元(開き直せば前回の続きから)を、それぞれ別々の機能として紹介しました。今回は、この2つを1つの調査フローとしてつなげて使うとどうなるかを、具体的な手順で追ってみます。
想定シーン — 「今日は調査を終わらせたいが、明日また見るかもしれない」
障害調査やログレビューでよくあるのが、「今日中に一区切りつけたいが、完全に終わったとは言い切れない」という状態です。この状態のログファイルは、
- 消すには早い(また見る可能性がある)
- そのまま残すには重い(48GB級のログが何本も机に積み上がる)
- タブを開きっぱなしにするのも現実的ではない(他の作業でPCを再起動したい)
という板挟みになります。「消すか残すか問題」で書いた二択の悩みそのものです。
フロー1:調査を終える前に「棚にしまう」
- 検索・色分け・ブックマークで調査を一通り終えたら、ファイルメニューからアーカイブを実行します。
- 元ファイルの内容がチェックサム付きで圧縮され、
.uwvzという索引つきアーカイブになります。実測では48GBのログが約5.3GBに収まりました(詳細はベンチマーク記事参照)。 - アーカイブの生成を確認したら、元の48GBファイルは削除して構いません。
.uwvzは解凍せずそのまま開いて検索できます。
この時点で、机の上(ディスク)は48GBから5.3GBへ縮み、しかも「もう一度見たい」に即応できる状態になります。
フロー2:タブを開いたまま作業を中断する
アーカイブまでは踏み切れない、まだ手を動かしている途中のログもあります。この場合はVer1.1.1のセッション復元が効きます。
- 複数のログをタブで開いたまま、アプリを終了・PCを再起動しても、次回起動時に開いていたタブがそのまま復元されます。
- 大容量ログでも、索引が
.uwvz側でなく通常ファイルのままの場合は初回相当の読み込みが発生しますが、検索条件・色分けルール・ブックマーク位置は保持されます。


「今日はここまで」で一旦PCを閉じても、次の朝に迷わず続きから再開できるのが、このセッション復元の役割です。
フロー1とフロー2の使い分け
| 状態 | 使う機能 | 効果 |
|---|---|---|
| 調査完了・でも消せない | アーカイブ(.uwvz) |
ディスクを約1/9に圧縮、解凍せず再閲覧可能 |
| 調査継続中・今日は中断 | セッション復元 | タブ・検索・色分け・ブックマークをそのまま次回へ持ち越し |
| 調査完了・かつ継続の可能性が薄い | アーカイブ→削除 | 最終的にディスクを最小化 |
実務では、この2つを順番に使うケースが多くなります。当面はセッション復元でタブを維持しながら作業を続け、区切りがついた時点でアーカイブに落とす、という流れです。アーカイブされた.uwvzファイルを再度開いた場合も、通常のログファイルと同様にタブとして扱われるため、セッション復元の対象になります。
なぜこの組み合わせが効くのか
無料版のUwViewは「巨大ファイルを開ける」ことに主眼があり、Pro版は「開いた後の運用」を担当します。アーカイブは”保管”、セッション復元は”作業の継続性”というように、担当領域が分かれているため、単独機能の説明だけでは見えにくかった「1日の終わりから翌朝の再開まで」の一連の流れが、組み合わせることで初めて像を結びます。
まとめ
- 調査完了後、まだ消せないログはアーカイブ(約1/9・チェックサム付き・解凍不要)で棚にしまう
- 調査継続中の作業はセッション復元でタブ・検索・色分け状態ごと次回へ持ち越す
- 「今日は一区切り、明日また見るかも」という現実的な状態に、この2機能の組み合わせで対応できる
そして、ストレージを専有している巨大ログを圧縮して保管し、さらに高速に検索したいなら UwView Pro をどうぞ。永続索引・圧縮キャッシュ検索・約1/9保管で、開き直しも検索も一段速くなります(全OS対応・買い切り $129/月額 $9)。 無料版はGitHubで公開中です。
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開発者より: アプリ・Kindle本・オープンソースの一覧は GitHub: amru195704 にまとめています。
お願い
本記事の情報は参考目的で掲載しており、正確性・完全性を保証するものではありません。機能・数値は各時点の確認で、今後のアップデートで変わる可能性があります。誤記・不正確な情報がございましたら、コメント欄よりご指摘いただければ、確認のうえ修正いたします。


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