概要 — UwViewとは

UwView シリーズ — 探す UwView・比べる UwDiff

巨大なファイルを開いて探すのは UwView、2つのファイル・フォルダを比べるのは UwDiff。どちらも Windows・macOS・Linux で動きます。→ UwDiff の概要

258.68GB・45億行のテキストを、CLI で探して、GUI で読む。

UwView は、巨大なテキストファイルを調べるための CLI/GUI ツールです。CLI(uvf)で探し、-open を付ければ、見つかった行がそのまま GUI に出ます。GUI はもう一度探さず、索引の完成も待ちません。同じエンジンが、同じ1本のファイルを見ているからです。

このページでは、CLI は ripgrep と、GUI は klogg と比べながら説明します。現行版は v1.9.0 “Full Spectrum” です。

これまでにテストした最大
ファイルサイズ 258,679,440,228 バイト(258.68GB)
総行数 4,509,830,821 行(45億行)
中身 OpenStreetMap アメリカ全土を XML に展開した、分割していない1本のファイル
無料版 UwView(GUI) 開く 4分15.5秒(255.5秒=966MB/s)/検索 4分16.5秒(256.5秒=962MB/s)
無料版 UwView(CLI) uvf … -open 261.37秒(探して GUI に渡すまで)
UwView Pro 初回オープン 5分18秒(索引作成込み)/2回目以降は一瞬で開き、検索は約35秒

258GB の計測の詳細は検証記事にあります(保存した .uwvz は 28.61GB=元の約1/9)。

行数の上限は、まだ見えていません。 理論上は約920京行まで扱えますが、実際にはディスクのファイルサイズ上限が先に来ます。

📊 他ツールとの実測比較 → ベンチマーク一覧(EmEditor・klogg・010 Editor・UltraEdit・Log Viewer・grep・ripgrep・amber を 3GB〜250GB で実測。UwView が負けている数字も、そのまま載せています)

▶ 動画で見る → YouTube の再生リスト「UwView:日本語」(v1.7.3.6「Wide Field」の使い方 全8テーマとまとめの1本・English・チャンネル @uwviewapp)

どれを使えばいいか

サイズより先に、「CLI で探すか・GUI で読むか」と「何回開くか・何回探すか」で決まります。

やりたいこと 使うもの
CLI で探すだけ(画面は要らない) uvf(無料)— ripgrep と同等の速さ
CLI で探して、ヒットした場所を GUI で読む uvf … -open(無料)— いちばん短い道
GUI で開いて眺める UwView の GUI(無料)— 開いた瞬間から末尾までスクロールできる
複数のファイル・圧縮したログをまとめて探す uvf '*.log' 語(無料・圧縮 7 形式も)/uvp(Pro・1本の .uwvz に束ねて2回目から速く・zip/pbf も)
同じファイルに何度も戻る UwView Pro(CLI は uvp・GUI は索引つきで一瞬で開く)
書き換える UwView Pro + Edit Upgrade
〜3GB・インストールしたくない Web版(ブラウザ) — インストール不要・登録不要・無料

無料版で足りる場面は、はっきりしています。

  • 1回きりの調査なら無料版で足ります。 250GB も開けます(開く 4分15.5秒/検索1語 4分16.5秒)。
  • 無料版は索引を持たないので、開くたび・探すたびにファイル全体を読み直します(開く約965MB/s・検索約960MB/s=媒体の素読み速度)。

Pro が効いてくるのは、同じファイルに何度も戻るときです。Pro は索引と本文を .uwvz(圧縮形式+索引)に保存するので、2回目以降のオープンは 0.01〜0.07秒、50GB を続けて探す2回目は 6.45秒(ripgrep 70.33秒の 10.9倍・無料版の uvf 55.94秒の 8.7倍。ripgrep の2回目は 55〜70秒とぶれ、55.50秒の日でも 8.6倍)。元ファイルを消して約1/9のサイズで保管し、そのまま閲覧もできます。

買い切りと月額の2通り(Edit Upgrade も同じ)。14日間の無料試用があり、編集機能も試せます。価格は → 製品ページ

UwView とは

UwView は、数億行クラスの巨大テキストファイルを、省メモリ・高速に扱う無料の CLI/GUI ツールです。かつて Vector で公開していた大容量テキストビューアを、Avalonia UI と .NET 10 で作り直しました。ソースは GitHub で読めます(PolyForm Internal Use License 1.0.0。個人利用と企業の社内業務利用は無料、再配布は別途ライセンスが必要です)。

  • CLI(uvf):ターミナルで探します。grep と同じ終了コードを返すので、スクリプトからそのまま使えます。比べる相手は ripgrep です。
  • GUI:ファイル全体をメモリに載せず、画面に見えている行だけを描画します。通常のテキストエディタが開けない大きさでも、開いた瞬間から読めます。比べる相手は klogg です。無料版は閲覧専用です(書き換えは Pro の Edit Upgrade)。

主な特長

CLI(uvf)

  • 1本の巨大ファイルを ripgrep と同等の速さで探す — uvf ファイル 検索語。-i/-E/-v、--json(JSON Lines)、終了コード 0=あり/1=なし/2=エラー。
  • -open で GUI に渡す — 探し終えた瞬間に GUI が開き、行番号つきの結果一覧が出ます。GUI はもう一度探しません。
  • 複数ファイルをまとめて探す — uvf '*.log' 語 のように、ワイルドカード・カンマ区切りで何本でも。.ignore・.gitignore の扱いは ripgrep と同じです。
  • 圧縮ファイル 7 形式をそのまま探す — gz・bz2・xz・lzma・zst・lz4・br を、外部のコマンドを使わずに展開しながら探します。平文と混ぜても 1 回で済みます。
  • Word・Excel・PDF の中も探す(v1.9.0 から) — uvf report.docx 語・uvf 'docs/**/*.pdf' 語。文字を取り出しながら探します(元の形式には書き戻しません)。
  • ファイル指定の波かっこ(v1.9.0 から) — uvf '**/*.{txt,log}' 語 のように書けます。
  • --tune — この機械に合うスレッド数を実測します。

GUI

  • 開いた瞬間から全体を動ける — 索引は裏で作り、できたら行番号が出ます。258GB でも末尾まですぐスクロールできます。
  • 文字コード自動判定 — UTF-8 / Shift-JIS / EUC-JP / UTF-16。手動切替も索引の作り直しなしで即反映します。
  • 検索・結果一覧 — 文字列と正規表現。ヒットの強調、ミニマップ、ヒットした行だけの一覧(前後 ±1 行・保存)。
  • 複数ファイルの結果を読む — uvf … -open の結果を ファイル番号:行番号 で並べ、ファイル一覧から追加のタブ(最大 8)でも開けます。
  • 色分けハイライタ — 登録した複数パターンを常時多色で着色。色覚に配慮した32色パレットと、汎用ログ/syslog/Web アクセス/JSON/GNSS NMEA/GeoJSON/KML の同梱プリセット7種。選択語を右クリックで即着色もできます。
  • タブ・ブックマーク・末尾追従・セッション復元 — 複数ファイルをタブで切替、任意行のブックマーク、追記を追いかける末尾追従(tail -f と同じ。追記のみ)、前回開いていたファイル群の復元。
  • ダークテーマ・フォント・キーの割り当て(v1.9.0 から) — 設定の画面で選べます。キーは vi・less 風のひな形もあり、.uwvkeys で別の機械へ持っていけます。
  • 全OS同一描画 — Windows / macOS / Linux で見た目が一致。ボタンはアイコンで、名前はマウスを乗せると出ます。おまけでブラウザ(WASM)版もあります。

対応環境

Windows・macOS・Linux のデスクトップ(優先)に対応し、加えてブラウザ(WASM)版も用意しています。技術スタックは .NET 10 と Avalonia UI 12.x です。

入手・使い方は ヘルプ を、ブラウザですぐ試す場合は WASMデモ をご覧ください。

CLI — ripgrep との比較

v1.9.0「Full Spectrum」の結果(2026-10-14・Mac。Windows・Linux は動作確認)

Mac で v1.9.0 を測った、いちばん新しい結果です(2026-10-14・Apple M4・メモリ 32GB・外付け USB SSD)。倍率は ripgrep などの秒数 ÷ uvf/uvp の秒数(cold+hot の合計)で、1.5 倍未満は同等です。

Windows・Linux でも同じテスト一式を流し、正常に動くことを確かめました(正しさのテスト:入力の種類 66 件・複数ファイル 34〜36 件・除外 43 件がすべて合格、速さの段の出力も ripgrep と不一致 0)。Windows・Linux の速さは、機械も条件も Mac と違うので参考値として右の 2 列に載せます。

ripgrep ÷ uvf/uvp(cold+hot の合計) Mac Windows(参考) Linux(参考)
3GB の 1 本・総合(30〜32 項目) 2.56 2.24 1.50
10GB の 1 本・総合(30 項目) 2.51 3.17 1.96
無料版 uvf・検索 7 種(3GB/10GB) 1.08/1.08(同等) 1.46/1.92 1.32/1.06
uvp・検索 7 種(3GB/10GB・索引作りを含む) 3.44/3.55 2.48/2.48 1.42/2.06
uvp・集計と並べ替え(3GB・10GB) 4.2〜4.9 2.0〜3.6 1.4〜3.3
uvp・Shift-JIS・EUC-JP・UTF-16(3〜6GB・2 回目から) 5.4〜38.8 2.2〜14.1 2.0〜15.3
uvp・ログの 3 例(Linux カーネル 6 万本) 2.35〜4.56 1.26〜2.48 1/2.85〜1/3.21
出力の突き合わせ 不一致 0 不一致 0 不一致 0

1 回目(索引の作成込み)は、Shift-JIS・EUC-JP で ripgrep の 1/1.4〜1/1.7 ほどです(Mac で 3 回測った幅)。展開の速い lz4 の 1 回目込みは 1/1.4 です。参考の Windows・Linux では、uvp の 1 回目・zst・lz4・複数のファイルを初めて束ねる測り方で 1.5 倍を超えて負ける値も出ました。

詳しくは v1.9.0「Full Spectrum」の記事。

この節のこの下の数字は、ことわりのない限り v1.7.3.6.9(2026-10-04・Mac)の値です。

1本の大きいファイル(語は「東京」。cold=キャッシュを捨てた直後、hot=続けて2回目。条件はページ末の「数字の条件」)

素の検索は、3GB・10GB・50GB のどれも、cold・hot とも uvf が少し速い結果でした(どれも 1.5倍未満なので同等です)。以前(1.7.3.1)は 3GB・10GB の hot だけ ripgrep が少し速かった(0.32秒 対 0.42秒、0.99秒 対 1.33秒)のですが、1.7.3.6.8 で2回目(hot)の読み方を見直し、逆になりました。50GB はメモリに収まらないので、2回目もどちらも速くなりません(ripgrep の 50GB の hot は 55〜70秒とぶれます)。

素の検索(cold/hot) ripgrep uvf(無料)
3GB 3.26秒/0.31秒 3.04秒/0.29秒 同等
10GB 10.94秒/0.97秒 10.15秒/0.88秒 同等
50GB 64.68秒/70.33秒 50.66秒/55.94秒 同等

素の検索「東京」の cold と hot を 3GB・10GB・50GB で比べた図。uvf と ripgrep は同等で、どの大きさも uvf が少し速い。3GB の hot は 0.29秒 対 0.31秒、10GB の hot は 0.88秒 対 0.97秒

検索7種の cold+hot 合計 ripgrep uvf(無料)
3GB 33.63秒 33.55秒 同等(1.00倍)
10GB 95.41秒 81.99秒 同等(1.16倍)
50GB 870.64秒 768.93秒 同等(1.13倍)

検索7種の cold+hot 合計。3GB 33.63秒 対 33.55秒、10GB 95.41秒 対 81.99秒、50GB 870.64秒 対 768.93秒で、ripgrep と uvf は同等

検索7種は、素・-i・-E・-E(行頭)・-E -i・-v・-E -v です。無料版の uvf は、1本のファイルでは ripgrep と同等です(1項目は 1.5倍未満、7種の合計は 1.3倍未満の違い)。索引を作らず、毎回ファイルを1回読みます。

複数ファイル・圧縮ファイル(grep 系=標準の grep・ugrep・ripgrep との比較。hot=各2回の速い方)

先に負けを書きます。 小さなファイルが大量にある場所(Linux カーネルのソース 8.6万本・5問の合計)では、uvf は ripgrep の 1/1.20 です(1.5倍未満なので同等の範囲。索引を持つ uvp は 2.48倍速い)。また、Windows では圧縮の xz・zst・lz4 で uvf が ripgrep より遅い組み合わせがあります(1/1.51〜1/2.09。原因は調査中で、下の表は Mac の値です)。平文だけを複数まとめて探す場合は同等です(平文 5 本の cold+hot で ripgrep 5.56秒・uvf 5.44秒=1.02倍。1.7.3.1 以前は 1/1.17 で ripgrep が少し速い側でした)。

圧縮ファイルを1本探す(979MB を各形式で圧縮・hot) 標準の grep ugrep ripgrep uvf(無料) uvp 1回目 uvp 2回目
gz 0.90秒(zgrep) 0.45秒 0.43秒 0.33秒 0.42秒 0.12秒
bz2 8.03秒(bzgrep) 7.62秒 7.89秒 7.43秒 7.64秒 0.12秒
xz 4.01秒(xzgrep) 3.64秒 4.21秒 3.37秒 3.44秒 0.11秒
lzma 3.21秒(xzgrep) 2.83秒 3.40秒 2.57秒 2.64秒 0.12秒
zst 0.63秒(zstdgrep) 0.65秒 0.54秒 0.50秒 0.57秒 0.12秒
lz4 0.65秒(lz4 -dc|grep) 0.33秒 0.31秒 0.28秒 0.35秒 0.12秒
br 1.33秒(brotli -dc|grep) 0.91秒 0.87秒 0.74秒 0.85秒 0.12秒

7形式それぞれで、標準の grep・ugrep・ripgrep・uvf・uvp 1回目・uvp 2回目の時間を並べた図。ugrep・ripgrep・uvf はほぼ同じ長さで、uvp の2回目だけが 0.11〜0.12秒。標準の grep は gz・lz4・br で長い

  • 1回だけ探すなら uvf が 7 形式すべてで最短ですが、ugrep・ripgrep との差は 1.03〜1.36倍で同等です。差がつくのは標準の grep 系(zgrep など)だけで、gz で 2.73倍・lz4 で 2.32倍・br で 1.80倍です。
  • ripgrep(-z)は形式ごとに外部のコマンドを呼び、そのコマンドが無いと黙って飛ばしますが、uvf は外部のコマンドを使いません。
  • Pro の uvp は、2回目から元の形式によらず 0.11〜0.12秒です(1回目に作った .uwvz を探すため。bz2 で uvf より 62倍速い)。
複数のファイルをまとめて探す(hot) zgrep ugrep ripgrep uvf(無料) uvp 1回目(束ねる) uvp 2回目
gz 5 本(展開後 約7.4GB) 9.43秒 2.56秒 1.34秒 1.04秒 3.04秒 0.73秒
gz 7 本+平文 5 本=12 本(展開後 約60GB) 89.35秒 25.38秒 24.62秒 17.60秒 41.23秒 9.52秒

複数ファイルをまとめて探した時間。gz 5本では zgrep 9.43秒・ugrep 2.56秒・ripgrep 1.34秒・uvf 1.04秒・uvp 1回目 3.04秒・uvp 2回目 0.73秒。12本では zgrep 89.35秒・ugrep 25.38秒・ripgrep 24.62秒・uvf 17.60秒・uvp 1回目 41.23秒・uvp 2回目 9.52秒

  • 12 本で、uvf は ripgrep・ugrep と同等(1.40倍・1.44倍)、zgrep より 5.08倍速い結果でした。出力の行数と中身は、すべての道具で一致しています。

Pro の uvp は、2回目から桁が変わります。 1回目は .uwvz を作るので ripgrep と同じくらいかかります(50GB で 58.81秒 対 64.68秒=1.10倍・同等。9月28日の測定では 58.42秒 対 56.06秒で、uvp がわずかに遅い側でした)が、2回目からは元ファイルを読みません。

50GB を続けて2回目に探したとき(hot) 秒
ripgrep 70.33秒(毎回全体を読む)
uvf(無料) 55.94秒(毎回全体を読む) 同等
uvp(.uwvz あり) 6.45秒 ripgrep の 10.9倍

50GB を続けて2回目に探した時間。ripgrep 70.33秒、uvf 55.94秒、uvp 6.45秒(ripgrep の 10.9倍)

  • ripgrep の 50GB の hot は、測るたびに 55〜70秒とぶれます。9月28日の測定(55.50秒)では、uvp 6.47秒で 8.6倍でした。uvp の側は 6.45〜6.47秒でほぼ変わりません。
  • 検索7種の cold+hot 合計では、uvp は ripgrep の 2.39倍(3GB 14.05秒)・3.28倍(10GB 29.07秒)・3.74倍(50GB 232.98秒)です。
  • 2語の絞り込み・集計(sort | uniq -c 相当)・並べ替え・先頭/末尾N件・書き出し・gz 入力など uvp 固有の16項目は、rg/sed/sort/uniq/gzip を組み合わせた場合の 5.19倍(3GB)・5.15倍(10GB)・7.49倍(50GB)です(cold+hot 合計)。
  • 複数ファイルでは、1回目は束ねた .uwvz を作るので uvf の 2.34倍かかります(12本で 41.23秒 対 17.60秒)。2回目は 9.52秒で uvf の 1.85倍速く、合計4回でほぼ並び、5回目から差がつきます。
  • 全 96 項目の総合では、ripgrep など CLI 側 4,168.64秒 対 uvf/uvp 1,672.55秒=2.49倍です(結果の不一致 0)。

→ uvp コマンド操作マニュアル・ripgrep に勝てる場所を1つだけ選ぶ

GUI — klogg との比較

同じ機械・同じファイル(Mac(Apple M4・10コア)・外付け USB SSD・すべてコールド・klogg 24.11.0・語は「東京」・ヒット件数は一致)。

開く 3GB 10GB 50GB
klogg 3.65秒 10.98秒 52.55秒
UwView(無料・GUI) 2.99秒 10.13秒 50.44秒
同等 同等 同等

GUI で開く時間。klogg 3.65秒・10.98秒・52.55秒、UwView 2.99秒・10.13秒・50.44秒で同等

検索(開き終わったあと) 3GB 10GB 50GB
klogg 0.56秒 11.75秒 55.59秒
UwView(無料・GUI) 0.32秒 10.15秒 53.50秒
1.75倍 同等 同等
UwView Pro(.uwvz あり) — 1.80秒 6.47秒

開き終わったあとの検索。klogg 0.56秒・11.75秒・55.59秒、UwView 0.32秒・10.15秒・53.50秒、UwView Pro 1.80秒(10GB)・6.47秒(50GB)

開くのも探すのも、klogg と同等です(3GB の検索だけ UwView が 1.75倍)。どちらも、このディスクの素読み速度(開く 966〜969MB/s)に届いています。

差がつくのは、探して読むまでを通したときです。klogg は開くのに1回、探すのにもう1回読みますが、uvf … -open は1回で済みます。

「探して、GUI で読む」まで 3GB 10GB 50GB
klogg(開く+検索) 4.21秒 22.73秒 108.1秒
uvf … -open(無料) 3.40秒 10.42秒 50.76秒
同等 2.18倍 2.13倍

探して GUI で読むまで。klogg は開くと検索で2回読み 4.21秒・22.73秒・108.1秒、uvf -open は1回で 3.40秒・10.42秒・50.76秒

3GB で差が縮むのは、メモリに載る大きさなので klogg の2回目の読みがキャッシュから返るためです。

258.68GB・45億行でも同じでした。 uvf … -open は 261.37秒で探して GUI まで届きます——klogg がファイルを開き終わるまでの 258秒と、ほぼ同じ時間です。klogg はそこから検索を始めます。また、klogg は索引ができるまで末尾までスクロールできません(258GB で 4分18秒)が、UwView は開いた瞬間から末尾まで動けます。

2回目に開くとき、klogg は毎回索引を作り直しますが、UwView Pro は保存した索引で 0.01〜0.07秒で開きます。→ klogg と正直に比べ直した話

エディタとして — EmEditor・010 Editor との比較(Edit Upgrade)

UwView Pro の編集は元ファイルを書き換えず、差分だけを持つ方式です。そのため「保存」がファイルサイズに依存しません。

48GB・8.9億行(Windows ノート・メモリ16GB) EmEditor UwView Pro+Edit 差
ファイルを開く 103.6秒 107.1秒 同等
「東京」を全文検索(94,979行) 194.7秒 23.9秒 約8倍
「東京」→「Tokyo」全置換 210.5秒 35.9秒 約6倍
作業を中断するための保存 31分 0秒 —
1つのファイルに書き出す 31分 1分33秒 約20倍

48GB を編集する時間。開く 103.6秒 対 107.1秒、全文検索 194.7秒 対 23.9秒、全置換 210.5秒 対 35.9秒、中断の保存 31分 対 0秒、書き出し 31分 対 1分33秒(EmEditor 対 UwView Pro+Edit)

3GB では EmEditor のほうが速いです(開く→置換2回→保存の総時間 11.0秒 対 14.1秒。置換単体は 0.9秒 対 6.3秒で EmEditor の勝ち)。差が開くのは 10GB から(総時間 229.9秒 対 51.9秒)、50GB では 47分13秒 対 2分53秒でした。

010 Editor(10.19GB・Mac ARM)は、開くのは同等(11.1秒 対 10.9秒)、全文検索 11.5秒 対 2.2秒、途中保存 2分41.5秒 対 0秒、最終テキスト書き出し 2分41.5秒 対 12.3秒。UltraEdit(3.07GB)は全文検索 5.3秒 対 0.94秒、全置換 14.1秒 対 1.31秒でした(どちらも私の設定が最適でない可能性を記事に書いています)。→ EmEditor と48GB・010 Editor・UltraEdit と Mac ARM で比較

UwView Pro(現行 v1.9.0 “Full Spectrum”)

大容量ファイルをさらに強化した商用版 UwView Pro を発売しています(Windows・macOS・Linux 対応・1ライセンスで全OS)。無料版との違いは、索引と本文を .uwvz(圧縮形式+索引)に保存することです。

  • CLI(uvp):2回目からは元ファイルを読まず、50GB の検索が 6.45秒(ripgrep の 10.9倍)。多段の絞り込み・集計・並べ替え・置換。複数のファイルを1本の .uwvz に束ねて、2回目からは作り直さずに探せます。zip の中のテキストや OpenStreetMap の pbf も入力にでき、圧縮 7 形式で読み書きできます。
  • v1.9.0 から:Shift-JIS・EUC-JP・UTF-16 のファイルも UTF-8 の索引にして、2回目からは UTF-8 と同じ速さで探します。Word・Excel・PDF も索引にして、集計・範囲・整形まで使えます。
  • GUI:2回目以降は行番号付きで一瞬で開く。多段階・シーケンシャル検索、集計、矩形選択、結果の前後 ±64 行。束ねた索引を開き、ファイル一覧からタブで元のファイルを開けます。
  • 編集(Edit Upgrade):元ファイルを書き換えない差分編集・全置換・中断と再開。

買い切り/月額プランあり・14日間の無料試用つき。→ UwView Pro

数字の条件

  • CLI の1本のファイル(素の検索・検索7種・uvp 固有16項目・全96項目・50GB の2回目)は、uvf/uvp 1.7.3.6.9・ripgrep 15.2.0 の実測です(2026年10月4日)。cold はキャッシュを捨てた直後、hot は続けて2回目。uvp の cold は .uwvz の作成込みです。
  • 圧縮 7 形式・複数ファイルは hot(各2回の速い方)で、uvf 1.7.3.4(検索の処理は 1.7.3.6 と同じ)/uvp 1.7.3.5(検索の処理は 1.7.3.6 と同じ)・ugrep 7.8.5・ripgrep 15.2.0 の実測です(2026年9月28日)。平文5本だけは uvf 1.7.3.6.9 の cold+hot 合計です(2026年10月4日)。
  • 小さなファイルが大量にある場所(Linux カーネルのソース 86,602本)は uvf/uvp 1.7.3.6.9(2026年10月4日)、Windows の圧縮は v1.7.3.6.8 の 3 OS 比較(2026年10月3〜4日)の値です。
  • GUI と klogg の比較・258GBは v1.6.6 “First Light”(2026年9月20〜21日・klogg 24.11.0・cold)の実測です。GUI の表の UwView Pro の行は、10GB が v1.6.6.1、50GB が uvp 1.7.3.1 の hot の値です。258GB の Pro の検索(約35秒)は uvp 1.6.2(2026年9月16日)の値です。
  • 編集の比較は、Windows ノート(メモリ16GB)・Mac ARM など、それぞれの計測記事の環境と版での値です。
  • CLI・GUI は Mac(Apple M4・10コア・メモリ32GB)・外付け USB SSD、データは OpenStreetMap 日本の XML、語は「東京」です。秒数は環境によって変わります。環境をまたいで比べないでください。 条件と全データは ベンチマーク一覧 にあります。

ライセンス

UwView は PolyForm Internal Use License 1.0.0 で提供されます。

  • 個人利用、および企業の社内業務利用は無料です。
  • 本ソフトの再配布・製品/サービスへの組込み・転売・第三者への提供はできません。これらを行う場合は別途「商用(再配布)ライセンス」が必要です。
  • ただし、公式バイナリを無改変のまま、無償でパッケージとして再配布することはできます(Flathub・Snap・AUR・Linux ディストリビューションのリポジトリ・Homebrew・Scoop・winget など)。条件は LICENSE の「Additional Permission」(参考訳: LICENSEjp.txt の「追加の許可」)にあります。ソースからのビルド・改変したバイナリ・UwView Pro は対象外です。
  • UwView はオープンソースソフトウェアではありません。
  • 商用ライセンスのお問い合わせは GitHub Issues へ。

リンク


開発者より: アプリ・Kindle本・公開プロジェクトの一覧は GitHub: amru195704 にまとめています。

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